随分昔の話ですが、私はパラカというコインパーキング株を持っていました。
とても割安な成長株だったから買ったわけですが、割安な理由の一つに、当時、投資・転売前提の他の不動産新興株と同列扱いを受けていた事が挙げられます。
コインパーキングのような堅実で安定的な経営と、値上がり益前提の投資不動産会社の経営が、全く同列に扱われ、売り込まれていることに、違和感を持ったのです。
さて、独自の経営でシェアを高めたり、(市況の変動で儲けるのではなく)市況がどっちに転んでも、安定的に利益が出るようなモデルで成長している企業が、こういう扱いを受けることは往々にしてあります。
中国は景気が悪いから、中国関連株は売り!米国の景気後退が懸念されてるから、ハイテク株は駄目!コロナが再拡大しそうだから、外食は売り!
みたいな流れは、短期的には優勢となるため、売りの判断が正しいように見えますが、長期的には、そのような誤った変動に対しては修正が期待されるため、買いと言えるのです。
別に全部が全部、悪いわけではないのです。
そういう投資を続けると、ボロ儲けは少ないのですが、安定的に勝てるようになります。