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バブル相場に乗らないのなら

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自分のブログを読みながら、自分の頭が整理されることがあります。

 

前回記事を読み返しながら、私自身一つの方針が決まってきました。

 

前回記事では、

 

1)2006年~2007年に似た状況にあって、

場合によっては大きく下がるリスクがある

 

という心配と

 

2)一方でバブル前夜のような雰囲気もあり、

今後、バブル的な相場に移行する可能性もある

 

という二つの考え方を書きました。

 

ところが、以前、こんな記事を書いたことがあります。

 

当ブログ記事「間違った流れに乗るな!」2016年3月5日

https://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-12135937110.html

 

私にとっては、2)のバブル的な上昇は間違った流れです。

 

そうなると、

1)下がると予想するなら売るべきだし

2)バブルに乗るくらいなら売るべきだ

といずれにせよ「売るべき」という結論に至ってしまいました。

 

もちろん、1)2)みたいな極端なシナリオではなく、

例えば、

3)企業業績を適正に織り込みながら、穏やかに推移する

というケースも考えられますので、

 

今すぐに全部売るというわけではないのですが、

普段よりもやや現金比率を高めておこうと

昨日、持ち株の一部を売りました。

 

前回記事にも書きましたが、

「売る」という行為を実行することで、

冷静さを取り戻せるという効果もあります。

 

ちなみに私自身は

「2倍になったら半分売って勝ちを確定させる」等という戦術は使いません。

あくまで、初心の方向けのアドバイスです。

初心の内は、1銘柄の勝ち負けにこだわる傾向がありますから、

気持ちをコントロールさせる目的で、

そういう方法もアリだと思います。

 

 

 

本日も、参考になりましたら、

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当ブログは、長期投資法について解説することを主目的としています。

その中で、参考資料として特定の企業や市場動向についても情報を提供しますが、

仮にこれらの情報に基づいて投資判断をし、 結果的に損失を被ったとしても、

当方は責任を負いかねますのでご了承ください。

株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては自己責任でおねがいします。

また、このブログでとりあげる個別銘柄への長期投資法は

個人的な性格や能力、生活環境等によって向き不向きがございますので、

誰もが簡単に勝てるような投資法でない事を前提にお読みください。


もうはまだなり、まだはもうなり

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相場格言に、「もうはまだなり。まだはもうなり。」ってありますよね。

 

「もう、そろそろ売り時かな・・・。」

等と思った時、

実は、後で振り返ると、

「まだまだ騰がり始めだった」

 

逆に

「まだまだ、行ける!!」

と思っているような時に限って、後で振り返って見ると

「あの時こそ、もう、売り時だった」

 

というすべての投資家が必ず経験する、

あの、とても残念な判断に対する相場格言です。

 

けど、この相場格言って、実践では使いづらいですよね…。

 

まだと思えば、もうだし。

もうと思えば、まだだったら、

常に自分の考えが間違っていることになります。

 

 

 

 

 

 

最近、こんなことに気づいたんですね・・・。

 

これまでは、「まだ」と思う時には、あえて「もう」という反対の考えを入れろ!!

逆に「もう」と思う時は、あえて「まだ」という考えを入れて両面から検討しろ!!

という解釈をしていたのですが、

 

そもそも、「もう」とか「まだ」等と株価の天井や底を探る時点で、

ファンダメンタリスト的には大きな問題があって、

「頭と尻尾はくれてやれ」の発想が重要で、

 

タイミングじゃない何か

つまり、私の場合は、株価が高くなりすぎるか、成長が止まるか、他に良いのが見つかるか

を根拠として投資すべきだと

 

そんなことを教えてくれる相場格言に思えてきたのです。

 

 

 

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まだ温かいうちに冬支度をする

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株価 = 近未来の1株利益 / (金利 + リスクプレミアム)

 

ですね。

 

この公式は今後の株価を占う上でも使えはしますが、

 

割高とか割安といったファンダメンタルズの考え方の基本が

詰まっていると考えます。

 

どうも世界的には金利が上昇しそうな局面ですが、

日本についてはまだしばらくは緩和状態が続きそうです。

 

ただ、海外投資家は自国の金利と比較して日本株を評価しますから、

日本の金利が低いから大丈夫というわけでもありません。

 

①金利の上昇は本質的な企業価値を押し下げるのです。

 

株価(本質的企業価値) = 近未来の1株利益 / ( 金利  + リスクプレミアム )

 

さらにいうと、

本当に世界中の金利が上昇している局面で、

日本だけが超緩和状態を続けられるのか?

という事に疑問を持っています。

 

もし、これほどまでの超緩和状態から引き締めに転じた場合、

「いったい何が起こるのか?」については誰も経験がありませんから、

②その分はいつもよりリスクが高まっていると考えます。

 

私の公式で説明すると、

 

株価(本質的企業価値)↓↓ = 近未来の1株利益 / ( 金利  + リスクプレミアム 

 

また、ここが株式投資の難しい部分なんですが、

株価が下がり出すと、

それが原因で企業業績が落ち込むという負の循環が存在します。

③いわゆる逆資産効果ですね。

 

お金持ちが貧乏になることで、急にお金を使ってくれなくなったり、

資産価値が上がっていく前提で活発だった投資が急に冷え込み、

関連企業の業績が急激に悪化するようなことが起こってくるのです。

 

これらの現象が景気を冷え込ませるトリガーとなり、

 

つまり、

 

株価(本質的企業価値)↓↓↓ = 近未来の1株利益 / ( 金利  + リスクプレミアム 

 

「大暴落・・・。」ということになってしまうのですが、

当然、各国の中央銀行もそれだけは避けようと、

微妙なバランスを探っていきます。

 

この微妙なバランス感がそのまま今の相場といえます。

 

これまで以上に、中央銀行の動きが重要となってきましたから、

相場は、より中央銀行の発言に敏感になっていくでしょう。

 

 

さて、そのようなリスク(今の段階ではすべて仮説にすぎず、仮説はリスクの中に織り込まれる)を

企業価値に織り込んで判断すると、

これまでは割安と評価できたものが、

「そうでもないな」と判断せざるを得ないケースもあるわけです。

 

臆病に思われるかもしれませんが、

最近、私はそういう判断をし始めた・・・。

ということになるでしょうか?

 

30年以上も株をやってきたので言える事かもしれませんが、

1年や2年、相場を離れたからと言って、

お金持ちへの道が途切れたりはしません。

 

むしろ、重要な局面で相場を離れなかった結果、

お金持ちへの道を絶ってしまうという悲しい風景を

何度も見てきました。

 

当面はバブル気味の上昇相場が続きそうにも思いますが、

まだ温かいうちに、

やがて来るだろう「冬」に備え始めた次第です。

 

 

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株毒デトックス

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同じように株ブログをやっている人にはわかると思いますが、

株ブログを続けていると、

理由は分かりませんが、だんだん、しんどくなってきます。

 

数多くの株式投資家の儲けたい思いや失敗した悔しい思いが

渦を巻いてのしかかってきているのではないか?

 

そんな気になってしまうこともあります。

 

 

別に批判的なコメントが原因とかではなく、

意味もなく、しんどくなるんですよね…。

 

いえいえ、別にふてくされているわけではなく、

単に気が乗らなくなってしまうんです。

 

で、以前はそれでも

「続けることに意義がある!!」

って気にせずやってたんですが、

 

最近は考えを変えて、気が向かなければ

「無理して書かない」

というスタンスです。

 

いわゆるデトックスですね。

 

 

あと更新回数が減ってしまっている理由としては、日経マネーの連載や仕事の環境が変わって、

以前とはリズムが変わったというのもあります。

 

日経マネーはだいたいは書くことを事前に決めていて、

そのシナリオに沿って記事にしていくんですけど、

いざ、書きだすとなんかそれでは物足りなくなって

いろいろ調べ物をしたり、推敲をしているうちに

当初思っていたよりもずいぶん時間がかかっています。

(結果的には事前のシナリオとはだいぶ違うアウトプットになったりもする。)

 

あと、本業の方も、最近は慣れない海外の仕事も入ってきたりして、

(別に海外でもブログはかけるんですけど)ちょっと止まってしまいます。

 

 

写真は世界遺産旧ワルシャワ市街

 

先日ポーランドに行ってきたのですが、

折角なので、朝、早起きしてワルシャワ市街を観光してきました。

 

 

こんなことをしているうちに、

次第に株毒が抜けて、またブログを書く気になるわけです。

 

 

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ダサい理由

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「億を超えるような個人投資家に限ってダサい」という話を聞きますが、

正直のところ、私もかなりダサいです。

 

夏場、会社に着ていく服装はこんな感じ

 

どうしても、コスパと機能性を重視しちゃうんですね…。

 

ちなみに中底が畳のビジネスシューズはこれです。

 

ABCマート「極畳インソール搭載 快適ビジネスシューズ」参照

http://www.abc-mart.net/shop/e/e1000149a/

 

雨が降ると、靴底から水が入って靴下がべちゃべちゃになるリスクはあるんですけど、

それ以上に晴れた日の蒸れない感がたまらないんです。

 

おそらく、他のダサいカリスマ投資家の皆さんも

同じような感覚があるのだろうと勝手に想像しています。

 

もう一つの理由は、

オシャレぐらいでは刺激が弱すぎて興味の対象にならない。

です。

 

ギャンブル依存症でもよくあることらしいのですが、

株式投資で成功したときに得られるプラスの刺激が強すぎて、

 

オシャレやグルメや恋愛といった

普通の人なら十分に幸福感を感じられる事柄では

大した幸福感を得られなくなってしまう傾向があるように思います。

 

そりゃそうですよね。

儲けるにしても、損するにしても、

通常生活の金銭感覚とはかけ離れていますもんね。

 

で、しだいに株式投資以外にはなかなか興味がもてなくなり、

お洒落とは程遠い、コスパと機能性、

つまり、投資的な判断で服装を選んでしまうわけです。

 

さらにいうと、私の場合は、市場調査的な意味合いもあって、

新しいモノはとりあえず試してみる、みたいなところもあります。

 

こうして、サラリーマン的には明らかにダサいおっさんが出来上がるのですが、

まぁ、それはそれで良いとも思っています。

 

金持ちぶらない…。

 

儲かれば儲かるほど、謙虚になるべきだ・・・。

 

というのが私の美意識です。

 

 

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twitterに行ってきた

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知り合いにその手の業界に顔の広い人がいて、

彼に誘われて、

ツイッター日本法人(twitter Japan)の本社に行ってきました。

あっ、写真はtwitter Japan限定のプリクラでとった私です。

 

(前回記事に書いた通りの紺のブレザーに、シチズンのソーラー電波時計。

シャツは、どこで買ったかは忘れたけど、ノンアイロンシャツです。はい。)

 

 ちゃんと了解とれてないので写真は載せませんが、

ツイッター社さんの事務所は、かんなりオシャレでした。

 

なんか、空港ラウンジのような待合室や会議室に、

放送スタジオがあったりで、テンション上がりましたよ。

 

最近は株の世界でもブログよりツイッターの方が人気のようです。

情報が早いですもんね。

きっと短期トレーダーには重要なツールなのでしょう。

 

ただ、私のような中長期スタイルでは、ツイッターをどう使っていいのか?

いまいちよく分かっていませんが、これも何かの縁ですので、

アカウント取ってみました。

 

奥山月仁 @Ww5kwirZbGAdxoR

https://twitter.com/Ww5kwirZbGAdxoR

 

ツイッターの社員さんに教えてもらいながらアカウント取ったのですが、

何も考えずに出てきたアカウントそのまま採用しましたので

ややっこしいことになってます。

 

「ああ~、やっちゃいましたね。

アカウントは変えられないんですよね~。

まぁ、アカウントがややこしいかどうかと、

フォローされる数には全く関係ありませんから、安心してください・・・。」

 

と慰めはうけています。

 

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日経マネー8月号を読んで

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6月21日発売の日経マネー8月号は、

このブログでも呼び掛けさせて頂いた日経マネー社からのアンケートに基づいて

様々な分析がなされていましたね。

 

日経マネー 2017年 08 月号日経マネー 2017年 08 月号

日経BP出版センター 2017-06-21
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 特にアンケートに答えた億越えや億を目指す個人投資家から

個別に聞き取った記事が興味深い内容でした。

 

日経マネー誌では、彼らの共通点として

 

1.独自の勝ちパターンを確立

2.仮説の構築に長けている

3.株価指標の見方が深い

4.投資で成功することに執念

 

の4つを上げていました。

 

私の記事は例によって、今回も「つなげよう分析」の解説でしたが、

個人投資家が目指すべきは、

上の4つの共通点を自分のものにすることだと思います。

 

最初は、優れた投資家の真似で良いと思います。

(私もピーター・リンチの真似をすることで安定して勝てるようになった)

 

ただし、真似をする中で、

1.独自の勝ちパターンや

2.仮説の構築力

を磨く必要があります。

 

もちろん、

3.株価指標の見方が深い、とか、会計的な知識を習得するといった、

基本的なスキルを磨くのは当然です。

 

結局のところ、そこまで頑張れる人というのは、

4.投資で成功することに執念を燃やせる人

ということになるのでしょう。

 

確かに、誰もが億万投資家になれるほど甘い世界とは思いませんが、

かといって、オリンピック選手を目指すとか、プロの将棋指しをめざすといった

ほかの勝負事で成功者になろうとする努力と比べれば、

株で億越えを目指すというのは、かなりハードルは低い。

 

どうでしょう?

将棋で例えると、アマチュアの2~3段を目指すくらいの努力で

上の1~3を自分のものに出来るのではないでしょうか?

 

最も大きな問題は、そこに至るまでに大きな谷があることです。

今回登場されていた個人投資家も紆余曲折があって、

今に至っています。(私もそうです。)

 

 

「我慢の谷」とでも名付けましょうか?

 

一部の天才を除くと、

この「我慢の谷」をうまく乗り越えた方のみが、

大きな財産を手に出来るのです。

 

 

 

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この1年もなんとか勝てました

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早いものでこのブログを始めてから9年が経ちました。

 

まぁ~、いろいろありました。

株をやるって、つまり、そういう事なんでしょうね。

 

日経マネー8月号にも書きましたけど、

9年前の自分が今の日本経済の状況を想像するのはほぼ不可能です。

 

その瞬間、その瞬間に最善を尽くす。

 

その連続としての長期投資であって、

最初から5年も10年もの未来を見通して投資しているわけではありません。

 

ただ、一方で、企業というものはそれなりに変化に対応する能力を持っていますし、

そもそも社会情勢がどう変化しようとも、

人々の心や財布を強烈につかんでいるような企業は

そうは簡単には崩れないわけで、

 

投資対象としては、

1)変化に対応できる優れた経営者の率いる企業

2)少々の社会変化では需要が崩れそうにない企業

というのが長期投資向きと言えます。

 

もっとも、私達素人は1)を見抜くのはとても難しいですから、

もっぱら私は2)を優先します。

 

ビジネスモデル(どうやって儲けるか)、とか

成長モデル(どうやって成長するか) を見るんでしたね・・・。

 

 

ということで、(やや唐突ですが)恒例ですので、

9年前の7月1日に100万円でスタートした私のブログ用口座の状況を報告します。

 

 

まだジューバイジャーのレギュラー変更はしていません。

(そろそろイジりたくなっているが・・・。)

 

ジューバイジャーを知らない方はこちら

当ブログ記事「新・株式戦隊ジューバイジャー」2017.4.30参照

http://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-12270378023.html

 

昨年6月末からの比較でいえば、33.6%ほどの増加です。

 

結果論ですが、9年連続でジャスダック指数とトピックスに勝つことが出来ました。

 

もっとも今年は2011年(東日本大震災の年)と同じくらいのギリギリ勝利ですが・・・。

 

(あの年はどれを持っていても問答無用で暴落を食らい、差をつけるのは難しかった。

この1年は逆で、周りもよく騰がったので、差をつけるのが難しかった。)

 

正直に申しますと、4月時点では平均に対する「負け」を覚悟していました。

当然の事ながら、平均に勝つというのを目標とはしていませんし、

絶対値として1年間に3割も勝てば十分すぎる勝利ですから、

だからどうという話ではないのですが・・・。

(毎年思うが、率は同じ30%でも、

100万円の30%は30万円。1000万円の30%は300万円。1億円の30%は3000万円であり、

やってることは同じでも、儲けの総額は毎年のように新記録を更新する。)

 

ところが、ここに来てソニーがSUNRISE銘柄等と呼ばれてグイっと上げるなどラッキーが重なり、

(ソフトバンク、任天堂、リクルート、ソニーの頭文字をとってこのように呼ばれている)

 

 何とか鼻差で差し切ることが出来ました。

 

 

日経マネーに出てくるような(私以外の)著名投資家さん達の成績を見ていると

私なんかよりずっと勝っていらっしゃる方ばかりなのですが、

この微妙なレベル感が、ある意味、素人投資家さんから見て、

「このくらいなら、何とかなるかも」的な目標になれているのではないかと

勝手に思っていたりします。

 

 

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パラダイムシフトと技術的限界

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2つ前の日経マネー6月号で対談記事が掲載されたことがあります。

 

この時、日経BP社さんから

「(企業の)成長が止まったのか。それとも踊り場なのか。その見極めはどのようにしているのでしょう?」

という質問を頂きました。

 

この時、私は技術的な成長という観点で2つの方向から質問に答えました。

 

1)技術革新の限界

2)パラダイムシフト

 

デジタルカメラを例に説明しますと、

 

1995年頃(ちょうどウィンドウズ95が発売された前後)あたりから、

量販店で普通に買えるようになったデジカメも、

当初はおもちゃレベルであり、まだまだアナログカメラにも優位性が残っていました。

 

しかし、デジカメの技術的な進化と、

パソコンを使って写真で説明する必要性が高まるにつれて、

デジタルカメラがアナログカメラを駆逐するようになりました。

 

結局、このパラダイムシフトにうまく乗れなかったコダックは倒産し、

富士フィルムは大胆な業態転換を迫られたのです。

 

逆にキャノンはこの技術変化をうまくとらえて大きく業績を伸ばしました。

年々画素数はあがり続け、すぐに前に買ったデジカメは時代遅れになりました。

 

 

ところが2008年のリーマンショック以降株価はさえません。

この理由は、身近な撮影はスマートフォンでやるというさらなるパラダイムシフトと、

デジカメ技術そのものの成熟にあると言えます。

(近年インスタグラムの流行に伴い、再び高性能デジカメの需要が伸びつつあるが…。)

 

身近なカメラ需要がコンパクトデジカメからスマホに移るという

次のパラダイムシフトを上手くとらえたのがソニーで、

現在、スマートフォンに搭載されるCMOSイメージセンサーの技術とシェアでは

世界トップクラスといえます。

 

このように既存技術の限界がどの辺にあるのか?

人々の考え方が根本的に変わるパラダイムシフトの兆候はないか?

(アナログカメラ→デジタルカメラ→スマートフォンみたいな話)

 

が、成長の限界を知る上での重要なポイントであるとともに

次の成長株投資のカギを握っていると言えるのです。

  

 

先週はAI展とVR展が同時開催されていたので、

金曜日にビッグサイトに行っていたのですが、

正直、AIもVR(AR・MRも含む)もビジネスとしてはまだまだ・・・。

という印象を受けました。

 

この「まだまだ」をネガティブにとらえるのか、チャンスととらえるのか?

 

ここに違いが出てくると考えています。

ただし、新技術をあまりに早く買いすぎるのもうまくありません。

 

(小型株が巨大企業との技術提携を発表したとたんに仕手株化し、

その後、収益的にはどれほども見込めないことが判明して大暴落みたいな話はいくらでもある。)

 

ピーター・リンチは、その事業分野で利益が出始めてから買っても、

十分間に合うと教えてくれます。

 

プレーステーションVRあたりは、

ちょうど、いい加減だと個人的には思っています。 

 

 

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トピックス1600~1800の壁

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日経マネー6月号の中で対談記事が載ったのですが、

その中で、

「今の雰囲気はリーマンショックの前の2006年~2007年にちょっと似ています」

とつぶやいてしまったのが記事になってしまいました。

 

それを読まれた読者さんから、

「あれってどういうことですか?」と質問を頂いておりましたので

少しご説明いたします。

 

1)まず、株価の水準が似ています。

次のチャートは過去31年のトピックスの長期チャートです。

 

見慣れた日経平均の長期チャートとはやや違いますね。

このチャートをご覧になってお気づきになると思いますが、

1990年代のバブル崩壊以降、5回ほど大きな戻り局面があったのですが、

トピックスが1600~1800に差し掛かる度に、

大きく跳ね返されて、株価は叩き落されています。

 

で、2006年~2007年についてはいったん跳ね返されて

もう一回騰がろうとしたのにやっぱり跳ね返されて、

天井付近でフタコブが出来ていますね。

今回もそのフタコブ向かっているようにも思えるのです。

 

2)次に最近の小型株の過熱感ですね。

まだ当時ほどの「行くとこまで行ってしまった」感まではありませんが、

そこかしこに、バブルのにおいが漂ってきます。

 

その内、信用取引を駆使して小型株でとんでもない大儲けした

スター投資家が出てくると思いますよ。

 

「1年間で300万円を3億円にしました!!」みたいな…。

 

私の部署の女性社員が、

やたらボラティリテイの高いテーマ性重視の小型株投資ばかりしてるんですが、

聞くと結構勝ってるんですね・・・。

私もずいぶん以前にはそういう投資スタイルをとったこともありますので

とやかく言うつもりはないのですが、

どうしてもライブドアショック前の浮かれた状況を思い出してしまいます。

 

彼女の成功株の一つですが、

ある日、

「奥山さん、持ち株が2倍になってしまいました!!

どうしていいかわかりません!!」

という不思議な相談を受けました。

 

あくまで自己責任を前提で、

①2倍高という水準は上昇相場の一つの目安であること

②複数単位持っているのであれば、2倍の段階で半分だけ売って勝ちを確定させる作戦があること

(あとはどれだけ下がっても負けることはない。また、半分売ることで頭を冷やすという効果もある)

③材料を見る限り、そこまで大きなネタとは思えないこと

などをお話ししたところ、どうやら見事に天井付近で全部売り抜けたようです。

 

 

3)最後に金利が海外で上昇しはじめた一方で日本だけは金融緩和状態が続いている部分

がとても似ています。

 

当時は円キャリートレードといって、

金利の低い円で資金を調達して金利の高いドルやユーロで運用する投資がとても流行りました。

今回またそれが流行るかどうかはわかりませんが、

(その後のリーマンショックで痛い目にあった記憶が残っているので全くリスクヘッジせずに

ノー天気に円キャリートレードする投資家はそうはいないと思うが・・・。)

相場環境としては良く似てきたな・・・。

と感じるのです。

 

 

ただし、今のカネが余って余ってどうしようもない感じは、

むしろ1987年頃にとても似ている気がします。

 

ブラックマンデーで株の恐ろしさを知ったのもつかの間、

皆さんご存知の資産バブルの大相場がスタートした当時です。

(上のトピックスチャートの最初の頃)

 

個人も企業も機関投資家も

みんな余ってるカネをどこに投資したらいいのか?

探しあぐねている状況は、

2006~2007年よりもバブル前夜に似ている気がします。

 

ひょっとしたら、トピックス1600~1800の壁をあっさり突破し、

バブル相場に突入していくかもしれないですね。

 

まったく相反する二つの投資シナリオをもって、

年後半戦に挑もうと考えています。

 

 

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当ブログは、長期投資法について解説することを主目的としています。

その中で、参考資料として特定の企業や市場動向についても情報を提供しますが、

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当方は責任を負いかねますのでご了承ください。

株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては自己責任でおねがいします。

また、このブログでとりあげる個別銘柄への長期投資法は

個人的な性格や能力、生活環境等によって向き不向きがございますので、

誰もが簡単に勝てるような投資法でない事を前提にお読みください。

バブル相場に乗らないのなら

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自分のブログを読みながら、自分の頭が整理されることがあります。

 

前回記事を読み返しながら、私自身一つの方針が決まってきました。

 

前回記事では、

 

1)2006年~2007年に似た状況にあって、

場合によっては大きく下がるリスクがある

 

という心配と

 

2)一方でバブル前夜のような雰囲気もあり、

今後、バブル的な相場に移行する可能性もある

 

という二つの考え方を書きました。

 

ところが、以前、こんな記事を書いたことがあります。

 

当ブログ記事「間違った流れに乗るな!」2016年3月5日

https://ameblo.jp/okuyama-tukito/entry-12135937110.html

 

私にとっては、2)のバブル的な上昇は間違った流れです。

 

そうなると、

1)下がると予想するなら売るべきだし

2)バブルに乗るくらいなら売るべきだ

といずれにせよ「売るべき」という結論に至ってしまいました。

 

もちろん、1)2)みたいな極端なシナリオではなく、

例えば、

3)企業業績を適正に織り込みながら、穏やかに推移する

というケースも考えられますので、

 

今すぐに全部売るというわけではないのですが、

普段よりもやや現金比率を高めておこうと

昨日、持ち株の一部を売りました。

 

前回記事にも書きましたが、

「売る」という行為を実行することで、

冷静さを取り戻せるという効果もあります。

 

ちなみに私自身は

「2倍になったら半分売って勝ちを確定させる」等という戦術は使いません。

あくまで、初心の方向けのアドバイスです。

初心の内は、1銘柄の勝ち負けにこだわる傾向がありますから、

気持ちをコントロールさせる目的で、

そういう方法もアリだと思います。

 

 

 

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もうはまだなり、まだはもうなり

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相場格言に、「もうはまだなり。まだはもうなり。」ってありますよね。

 

「もう、そろそろ売り時かな・・・。」

等と思った時、

実は、後で振り返ると、

「まだまだ騰がり始めだった」

 

逆に

「まだまだ、行ける!!」

と思っているような時に限って、後で振り返って見ると

「あの時こそ、もう、売り時だった」

 

というすべての投資家が必ず経験する、

あの、とても残念な判断に対する相場格言です。

 

けど、この相場格言って、実践では使いづらいですよね…。

 

まだと思えば、もうだし。

もうと思えば、まだだったら、

常に自分の考えが間違っていることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、こんなことに気づいたんですね・・・。

 

これまでは、「まだ」と思う時には、あえて「もう」という反対の考えを入れろ!!

逆に「もう」と思う時は、あえて「まだ」という考えを入れて両面から検討しろ!!

という解釈をしていたのですが、

 

そもそも、「もう」とか「まだ」等と株価の天井や底を探る時点で、

ファンダメンタリスト的には大きな問題があって、

「頭と尻尾はくれてやれ」の発想が重要で、

 

タイミングじゃない何か

つまり、私の場合は、株価が高くなりすぎるか、成長が止まるか、他に良いのが見つかるか

を根拠として投資すべきだと

 

そんなことを教えてくれる相場格言に思えてきたのです。

 

 

 

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まだ温かいうちに冬支度をする

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株価 = 近未来の1株利益 / (金利 + リスクプレミアム)

 

ですね。

 

この公式は今後の株価を占う上でも使えはしますが、

 

割高とか割安といったファンダメンタルズの考え方の基本が

詰まっていると考えます。

 

どうも世界的には金利が上昇しそうな局面ですが、

日本についてはまだしばらくは緩和状態が続きそうです。

 

ただ、海外投資家は自国の金利と比較して日本株を評価しますから、

日本の金利が低いから大丈夫というわけでもありません。

 

①金利の上昇は本質的な企業価値を押し下げるのです。

 

株価(本質的企業価値) = 近未来の1株利益 / ( 金利  + リスクプレミアム )

 

さらにいうと、

本当に世界中の金利が上昇している局面で、

日本だけが超緩和状態を続けられるのか?

という事に疑問を持っています。

 

もし、これほどまでの超緩和状態から引き締めに転じた場合、

「いったい何が起こるのか?」については誰も経験がありませんから、

②その分はいつもよりリスクが高まっていると考えます。

 

私の公式で説明すると、

 

株価(本質的企業価値)↓↓ = 近未来の1株利益 / ( 金利  + リスクプレミアム 

 

また、ここが株式投資の難しい部分なんですが、

株価が下がり出すと、

それが原因で企業業績が落ち込むという負の循環が存在します。

③いわゆる逆資産効果ですね。

 

お金持ちが貧乏になることで、急にお金を使ってくれなくなったり、

資産価値が上がっていく前提で活発だった投資が急に冷え込み、

関連企業の業績が急激に悪化するようなことが起こってくるのです。

 

これらの現象が景気を冷え込ませるトリガーとなり、

 

つまり、

 

株価(本質的企業価値)↓↓↓ = 近未来の1株利益 / ( 金利  + リスクプレミアム 

 

「大暴落・・・。」ということになってしまうのですが、

当然、各国の中央銀行もそれだけは避けようと、

微妙なバランスを探っていきます。

 

この微妙なバランス感がそのまま今の相場といえます。

 

これまで以上に、中央銀行の動きが重要となってきましたから、

相場は、より中央銀行の発言に敏感になっていくでしょう。

 

 

さて、そのようなリスク(今の段階ではすべて仮説にすぎず、仮説はリスクの中に織り込まれる)を

企業価値に織り込んで判断すると、

これまでは割安と評価できたものが、

「そうでもないな」と判断せざるを得ないケースもあるわけです。

 

臆病に思われるかもしれませんが、

最近、私はそういう判断をし始めた・・・。

ということになるでしょうか?

 

30年以上も株をやってきたので言える事かもしれませんが、

1年や2年、相場を離れたからと言って、

お金持ちへの道が途切れたりはしません。

 

むしろ、重要な局面で相場を離れなかった結果、

お金持ちへの道を絶ってしまうという悲しい風景を

何度も見てきました。

 

当面はバブル気味の上昇相場が続きそうにも思いますが、

まだ温かいうちに、

やがて来るだろう「冬」に備え始めた次第です。

 

 

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心理の裏の真理

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株式投資のアイデアを出す重要なポイントに「違和感」があります。

 

「アレ、この株、安すぎるよな・・・。」とか

「こんな商品が、なんでこんな目立つところに置いてるんだろう?」

みたいな感覚がスタートになります。

 

その違和感を無視するか?

それを可能性と考えて、さらに調査を進めるか?

 

ここに分かれ道があると思うのです。

 

次に重要なのは、自分自身の思い込みの枠を取り外すことです。

 

「この業界からは成長株は出てこない。」とか

「この会社は競争に負けて完全に終わっている」

 

みたいな思い込みを外して、

 

「ひょっとしたら、この業界にも何か大きな変化が起こっているのでは?」とか

「この会社も苦しい時期を乗り越えて反撃に出ているのではないか?」

と自分自身を疑ってかかるのです。

 

調べてみると、従来の常識からはかけ離れた、

新しくて合理的な経営戦略が見えてくることがあり、

 

私はこのような心理的な壁の裏側に潜む真実を

心理の裏の真理と呼んでいます。

 

 

さて、そんな思考法も株式投資ではそれなりにうまく機能しているのですが

一般社会ではどうもうまくない部分があります。

 

昨日も、うっかりツイッターでつぶやいてしまいましたが、

 

このタイミングでの解散総選挙や、

トランプ大統領の訪日・訪韓スケジュールにどうにも違和感があり、

いつものように思い込みの枠を外しました。

 

戦争をする前提に立てば

 

「今、敵が攻めてくる可能性はない」と思い込ませながら、

大軍を日本海や黄海に集結させることに成功すれば、

非常に有利に戦争を始めることが出来るわけで

 

今がそれに該当するのではないか?

 

などと考えてしまったのです。

 

その為のカモフラージュとして、訪日・訪韓スケジュールを発表しているなら、

「こんなタイミングで韓国に行ったら、

北朝鮮の工作員から逆斬首作戦を喰らっちゃうんじゃないの?」

という違和感もなくなります。

 

もちろん、「戦争をする前提」に大きな疑問が残るのですが・・・。

 

以前書いたかもしれませんが、

このような思考法をアブダクションと言います。

 

驚くべき事実Cが観察された。

しかし、もし説明仮説Hが真であれば、Cは当然の事柄であろう。

よって、説明仮説Hが真であると考えるべき理由がある。

 

という考え方です。

 

日本海や黄海に米韓の大軍が集結し、北朝鮮はミサイルを発射させるかもしれない、

まさにいつ戦争が始まってもおかしくないタイミングで

総選挙だのトランプ大統領が韓国に行くだの、

全くもって驚くべき事実が観察されている。

 

しかしながら、もし、本当に戦争が始まる前提なら、

これらは非常に有効なカモフラージュだ。

 

よって、本当に戦争が始まるという前提も、

絶対にないとは言い切れないと考える理由がある。

 

というわけです。

 

ちなみにこの考え方を紹介している「これからの思考の教科書(ビジネス社)」という本には、

アブダクションを使うためには、

異常を検知する力と、

それを裏付けられる十分な知識

そして、説明仮説Hを立てられるひらめき力を養う必要があるとの事です。

 
これからの思考の教科書 ~論理、直感、統合ー現場に必要な3つの考え方~これからの思考の教科書 ~論理、直感、統合ー現場に必要な3つの考え方~
酒井 穣

ビジネス社 2010-09-28
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私が実践してきた違和感思い込みの枠外しの努力も

この考えに従えば、大きくは間違ってはいないようです。

 

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再開は暴落時に

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お久しぶりです。

昨晩のNYダウは831ドルも下がったんですね。

年初の急落局面とほぼ同じ水準から叩き落されていますから、嫌な記憶が蘇ります。

ドルも1円ほどの円高です。

 

保有株式の利益が減るのはつらいのですが、私の投資法の場合は、少々は暴落してくれないと大きなチャンスは生まれませんから、まぁ、痛し痒しです。

 

さて、ツイッターでも紹介しましたが、日経BP社さんから本を出すことになりました。

 

 

初めてブログを書いたのが2008年。あれから10年経ちます。

 

いろいろ書いてきたことをいったんまとめておきたかったんですね。

 

それで、日経マネーさんに交渉したら、「だったら、連載しませんか?」って、連載が始まり、

それをまとめて(一部加筆訂正。コラムを追加)本にして頂きました。

 

10年前も、リーマンショックが発生して大暴落の年でした。

 

私の場合、何か始めようとすると、暴落がつきものなのかもしれません。

 

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マンガを読むようにチャートをよむ

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先月、ひょんなことから、ある有名なマンガ雑誌の元編集長と酒を飲む機会がありました。

私の世代は若いころはみんなよくマンガを読みましたので、あれやこれやとマンガ談議に花が咲いたのですが、次第に話がアンケート至上主義に移っていきました。

少年ジャンプなど多くのマンガ雑誌では毎週のように読者に対してアンケートを実施します。アンケートで評価が高いマンガは、基本的には雑誌の前の方に掲載され、人気が落ちてくると次第に後ろの方に回されます。さらに人気が落ちると連載が終了する、そういう厳しい世界なのだそうです。

 

私もバクマン。をアニメや映画で見ていたので、その仕組みは知っていたのですが、少し気になったので、その元名物編集長に素人質問をしてしまいました。「アンケートに振り回されていたら、ストーリーがおかしくはならないのですか?もともと考えていた展開やオチに繋がらなくなることはないのでしょうか?」

 

この質問に対する答えは明確でした。

「そんなもの(もともと考えていたストーリーや展開)無いんですよ。仮に漫画家がそういうものを持っていたとしても、私達編集者がハシゴを外してしまうんです。漫画家に対しては常に今どう描けば一番面白いか?それだけを考えさせるのです。その連続が結果的にストーリーを作っていく。そうして描かれたストーリーこそが最高のモノという考え方を採用しているのです。」

 

なるほど。時々、とんでもないオチがついて突然終了したり、風呂敷を広げるだけ広げて、もうどうにもならなくなって、最後はよく分からんまま終わったりで、マンガって最後は割と「何だったんだ?この話!!」ってなってしまいがちですよね。どうやらこのアンケート至上主義に原因があるようです。

 

ただ、株式投資をやり続け、株のブログを書いてきた私にはとても腹オチ感がありました。

株式相場もそうですよね。今後どういう展開になれば面白いか?落ちはどうかなんてものは最初から無い。けど、相場が動き続け、次第にそこにストーリーが描かれて、結果的に最高に面白いモノが出来上がっていきます。ただ、最後のオチは倒産だったり、合併だったり、上場廃止だったりで、「何だったんだ?この会社。」みたいなことになりがちです。
 
私はいわゆるチャーチストではないのですが、チャートを見るのは好きですね。その中にある物語を読み解くのが好きなんです。なぜ下がったのか?なぜ騰がったのか?
ひょっとしたら、そういう取り組みが投資力を高めるかもしれません。
 
実は私のブログもそんなところがあります。
先の事なんて何にも考えていません。止めたきゃ止めるし、始めたきゃ、始める。
「出版も決まったし、宣伝も兼ねてそろそろブログを再開してもいいかな・・・。」等と考えていた矢先に、NY株暴落のニュースが入る。「うーん。今日、再開するなんて、ブログ的に面白いんじゃない?」気が付くと、ブログを書き出していた。そんな感じなんです。
 
はて、明日から、何を書こうかしらん。
 

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セレンディピティ

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予期せぬ幸運のことをセレンディピティと言います。

 

セレンディピティは、それをモノにする努力を常日頃からやっているか?やっていないか?によって、発生する確率が全然異なってくると思うのです。特に株の世界は。

 

例えば、10倍高とか20倍高とか、場合によっては100倍高になる株が存在することは、おそらくこのブログの読者さんは皆知っています。けど、「次にそんな大化け株のタマゴを見つけたら、絶対に買ってセレンディピティをモノにしてやる。その為に毎日、株の研鑽をし、そういう株の特徴を有した有望株を見つけたら、いつでも買えるように資金を用意しておこう。」と日々努力と準備を怠らない人って、ほとんどいないと思うんですね。そしてまた、「ええ~。あの株がこんなに騰がったんだ~。あの株買ってた人、うらやましい。」を繰り返すわけです。

 

もう20年も前の話ですが、インターネットバブルが発生し、株で大儲けする若者が大量発生した時期があります。その時、私の勤める会社でも、「ある先輩社員がインターネット関連株で1億円以上儲けた」という話が噂になりました。多くの仲間は、その人の元にセレンディピティが訪れただけで、自分とは関係ない、ただうらやましいだけの話として処理しましたが、私は、「あの人でも1億円以上の財産を作れるんだったら、オレもいつか・・・。」と、モヤモヤしながらも、株雑誌や株本を読んで、最新の投資法を勉強し始めたのです。

 

その後、インターネットバブルははじけましたが、2003年頃から、次の上昇相場が始まりました。その日のためにと結婚後コツコツとドケチでお金を貯め込んでいた私は「今だ!!」と勝負に出ました。ただ、2003年~2007年の上昇相場では確かに勝つことは出来たのですが、「今のように狙って取った」という実感は薄く、大きな上昇相場の中で適当にやっていたら、適当に勝てた。というのが実態でした。

そこで、2007年~2008年にかけて、もう一度自分の投資法を見直し、投資法に磨きをかけることにしたのです。(その後はセレンディピティだらけとなりました。)

凄い株を見つける=セレンディピティ

確かにその通りなのですが、セレンディピティを増やす方法は間違いなくあるわけです。

 

いつかチャンスが来たら、間髪入れずに行動を起こす。その為に準備をしておく。そういう習慣を少しだけ身につけていたので、今回、本も出版することができのだろう等と思っています。

 

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皆さま有難うございます。

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昨日は私の書いた本の発売日でした。

夜は日経マネーの編集長さんと副編集長さんから「慰労会」に誘って頂き、お食事をしていたのですが、担当の中野目副編集長さんから「とても売れ行きが良いですよ。」と教えて頂きました。

瞬間最大風速だろうとは思いますが、アマゾンの株式投資・投資信託部門の売れ筋ランキングでも1位となっております。

非常にたくさんの方に買って頂き、また、SNSやブログでも、とてもたくさんの方々にご紹介いただき、本当にありがとうございます。(私も良く知っているような著名投資家さんや有名ブロガーさんにも取り上げて頂きました。)取り急ぎ、この場をお借りして御礼申し上げます。

 

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株価は2~3年先までの成長を織り込む

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先週発売したこの本の中で、株価は、数ヵ月から長くて2~3年先までの成長を織り込むと結論だけ説明しました。「では、なぜ、長くて2~3年程度先までなのか?」そんな疑問を持たれた方も多いかもしれませんね。この点について、ここで少し説明したいと思います。

私は3つほど理由があると考えています。

①景気変動の波は数ヵ月から、長くて2~3年先までしか読めない

②2~3年あれば、ライバルも対応を取ってくる

③2~3年以内に今売れている商品やサービスの鮮度が失われる

どんなに絶好調な企業も、2~3年すれば、景気の影響も、競争環境も、商品の魅力も全て変化してしまう。だから、その程度先までしか、株価に織り込めない。と考えているのです。

プロ投資家の中には、10年とか20年といった長期的な業績予想を策定し、その割引現在価値として、本質的な企業価値を算定する方も多いようですが、私はそのようなやり方に否定的です。せいぜい2~3年先の成長だけを株価に織り込む、昔ながらの市場の判断が正しいと考えているのです。

ただし、もし、①②③だけが理由であるなら、景気に左右されにくい業態で、ライバルの追随を許さない圧倒的な競争力を有し、常に新鮮な商品やサービスを提供し続けられる企業については、より長期的(例えば3~5年先)な成長を本質的な企業価値に織り込んでも良いと思うのです。私のような長期投資家はずっとその発想で勝負してきました。おそらく、ウォーレン・バフェットが勝ち続けられたのもこの辺に理由があると思うのです。

 

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重版は決定しております。

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先週発売されました私の本ですが、一部エリアでは手に入りにくい状況のようです。

ただ、先週金曜日には日経BP社から重版決定の連絡がありましたので、順次、発送されるものと思われます。もうしばらくお待ちください。前作の「世界一やさしい株の本」は株価低迷期2010年に発売されたこともあり、また私もほぼ無名の状況でしたので、当初全く売れず、すぐ絶版扱いとなってしまいました。

ところが、その後アベノミクスで株価も上昇し、また私も日経マネーに連載させて頂いた辺りから、知名度が高まりはじめ、当初発売価格1300円だったものが今では中古本が3倍高の4000円前後でアマゾンで売られています。(一番高く値付けしている人は10倍高!!保有株もそんな風に行きたいものです。)

今回はそういうことはありませんので、ご安心ください。

 

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