パソコンを買い替えました。
ちょっとまだ使いきれていないので、
少々練習を兼ねて
昨日の記事がわかりにくい人のために
概念グラフを作ってみました。
1)不人気企業が過小評価されている理由
(ピーターリンチ的主張の根拠)
市場は大半の企業について概ね効率的と言える。
しかし、あまりに市場の注目度が低い企業については、
(退屈すぎる企業や小さすぎる企業、低迷業種等)
プロも個人投資家も調べようとも思わないため、
結果的に適切な価格が形成されないと考える。
逆に、市場の注目度がとても高い場合、
極めて効率的かつ妥当な価格になるかというとそうは考えない。
注目度が高すぎる、今風で、カッコ良すぎる、新しい企業の中には
とんでもない高値で取引されるケースが存在する。
(IPO直後に高い注目度からPER60倍をつけた後、
2年後には1/5にも株価を下げる銘柄が現に存在するのに、
それが効率的とか妥当だとかといえるだろうか?)
2)時期や状況によって効率的市場仮説が崩れる期間が存在する理由
(テンプルトン卿的主張の根拠)
市場はほとんどの期間において効率的といえる。
しかし、リーマンショック後の総悲観の極みでは、
多くの参加者は買いたくても資金がない状況が発生した。
また、売りたくもないのに売らざるを得ないような状況も同時に発生していた。
このように多くの投資家が理性的判断に反して売買せざるを得ない状況においても、
市場が効率的で価格は妥当だったとは考えない。
逆にマネーが溢れかえっている総楽観な期間においては、
もう割高だと思われる株がさらに上がる現象がある、いわゆるバブルだ。
お祭り騒ぎなバブルな状況を効率的と言ってよいだろうか?
3)企業評価力を高めることで市場を打ち負かせる理由
(ウォーレン・バフェット的投資根拠)
企業を評価する技術や才能は人それぞれ異なる。
そんな異なる能力を持った人々が多眼的に企業を評価することで
結果的に市場は効率的になり妥当な価格が形成されると考えられる。
しかし、右も左もわからず50万円握りしめて証券会社に駆け込む個人投資家も、
何十年も企業評価をし続けた超ベテランの名人クラスも、
まったく同じ土俵で戦っているにも関わらず
その勝敗決定要因がまぐれや偶然だけだとは考えにくい。
こんな感じでしょうか?
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