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Channel: エナフンさんの梨の木
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100~150時間かけて1社くらいか・・・

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何年か前の話ですが、ある田舎の取引先に出張していた時、

先方の都合で「打ち合わせの時間を2時間ほど遅らせてほしい」旨、

直前に電話が入りました。

(何かよっぽどな急用が入ったのだろう・・・)


全くの田舎で、何も無いところだったものですから、

やることもなく、

ふと近くの河原に降りて、子供のころを思い出し、

「何か面白いものは隠れていないか?」

スーツ姿で一人岩をひっくり返し始めたことがあります。


すると、3つほどひっくり返した時、

岩の下にすっぽんの子供が隠れていたのです。


いたとしても、せいぜい、カニかヤゴくらいと思っていましたので、

その時は、とても「ラッキー」な気持ちになりました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私は、常々、有望銘柄を発掘することは、

岩の下の虫を探すようなものだと信じている。


10の岩をひっくり返せば1匹、

20の岩をひっくり返せば2匹は見つけられるだろう。


    ピーター・リンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




前回記事で、ラッキーのタネは、滅多にお目にかかれないと書きましたが、


ピーター・リンチによると

どうやら1/10程度の確率でお目に書かれるようです。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今まで述べてきたような方法で、

調査をすべて行うとしても、

1社につき2~3時間費やすだけである。


  ピーター・リンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


とありますから、


2~30時間調べれば1社は見つかるという計算になりますね。


私の経験上も、2~3時間くらいかけて、

会社のプレゼン資料や決算資料、主力商品情報などをHPで調べれば

まぁ、有望かそうでないかの判断はついているような気がします。

(ただし、ピーターリンチが書いているような基準で選別しなくてはいけない)



さらに、


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

成長企業を5社買えば、

その内3社は予想通りの株価を示し、

1社は予想していない問題に出合ってがっかりさせられ、

あと1社は想像していたよりうまくいって

すばらしいリターンに大いに満足する

というのが経験則である。


    ピーター・リンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


と、いうことは、


想像以上のラッキーを手に入れるのは、

2~3時間かけた調査を10回やって見つけた有望銘柄を5つ持っておけば、

ようやく1つあたりを引けるくらいの確率と言えるでしょう。


つまり、100~150時間の調査で1回出会えるくらいの確率と言えるのでしょうか?




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