何年か前の話ですが、ある田舎の取引先に出張していた時、
先方の都合で「打ち合わせの時間を2時間ほど遅らせてほしい」旨、
直前に電話が入りました。
(何かよっぽどな急用が入ったのだろう・・・)
全くの田舎で、何も無いところだったものですから、
やることもなく、
ふと近くの河原に降りて、子供のころを思い出し、
「何か面白いものは隠れていないか?」
スーツ姿で一人岩をひっくり返し始めたことがあります。
すると、3つほどひっくり返した時、
岩の下にすっぽんの子供が隠れていたのです。
いたとしても、せいぜい、カニかヤゴくらいと思っていましたので、
その時は、とても「ラッキー」な気持ちになりました。
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私は、常々、有望銘柄を発掘することは、
岩の下の虫を探すようなものだと信じている。
10の岩をひっくり返せば1匹、
20の岩をひっくり返せば2匹は見つけられるだろう。
ピーター・リンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)
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前回記事で、ラッキーのタネは、滅多にお目にかかれないと書きましたが、
ピーター・リンチによると
どうやら1/10程度の確率でお目に書かれるようです。
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今まで述べてきたような方法で、
調査をすべて行うとしても、
1社につき2~3時間費やすだけである。
ピーター・リンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)
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とありますから、
2~30時間調べれば1社は見つかるという計算になりますね。
私の経験上も、2~3時間くらいかけて、
会社のプレゼン資料や決算資料、主力商品情報などをHPで調べれば
まぁ、有望かそうでないかの判断はついているような気がします。
(ただし、ピーターリンチが書いているような基準で選別しなくてはいけない)
さらに、
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成長企業を5社買えば、
その内3社は予想通りの株価を示し、
1社は予想していない問題に出合ってがっかりさせられ、
あと1社は想像していたよりうまくいって
すばらしいリターンに大いに満足する
というのが経験則である。
ピーター・リンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)
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と、いうことは、
想像以上のラッキーを手に入れるのは、
2~3時間かけた調査を10回やって見つけた有望銘柄を5つ持っておけば、
ようやく1つあたりを引けるくらいの確率と言えるでしょう。
つまり、100~150時間の調査で1回出会えるくらいの確率と言えるのでしょうか?
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