株価の下落は、
1月のコロラドに吹雪が吹き荒れるのと同じくらい
頻繁に起こることである。
≪ピーターリンチの株式投資の法則(ダイヤモンド社)から≫
さて、5月も終わりましたので、
いつものように5年前から当ブログで運用している100万円はどうなったかを
ご紹介いたしますと、
先月末よりも6.3%マイナスとなりました。
昨年4月以降の折れ線グラフだとこうなります。
このグラフの作り方を教えてほしいとのコメントがありましたので、
今回は、エクセルのシートごと貼り付けています。
先にこのグラフの作り方を説明しますと、
自分の運用額と比較対象(この場合、日経平均とジャスダックインデックス)を入力します。(左上)
で、その右隣に、当月末÷基準日の計算式(この場合 =B3/B$2)を入力します。
この基準日に対して何%上昇したかを確認する表を作るのがポイントです。
(G1からJ15の表ですね。)
また、$を入力することで、同じ式をコピーしてもB2の2の部分が固定されますので、
使い勝手が良くなります。
後は、G1からJ15までをドラッグして、エクセルの上の方にあるグラフボタンを押せば、
エクセルのバージョンにもよりますが、
折れ線グラフですか?棒グラフですか?それとも円グラフがお好みぃ???
とかって聞いてきますので、折れ線グラフを選べばOKです。
簡単すぎる説明かもしれませんが、
当月末金額÷基準日(=B3/B$2)の式を
項目別時系列別で縦横に並べて表を作るというところが理解できれば何とかなるでしょう。
あとは、ネットか本かで細かいところを調べて頂ければと思います。
さて、コレを見ると、どうやら、私は昨年も5月はマイナスだったようです。
で、その後11カ月連続でプラスだったのですが、また5月はマイナス。
ピーターリンチの言葉じゃないですけど、
日本の新興株の場合においては、
5月にコロラドの吹雪が吹き荒れる傾向があるようです。
とは言いつつも、
私はいつもその吹雪に対して大した防寒対策を施さないまま、
甘んじてうけ入れることにしています。
(さすがに個人的には信用買いを全て清算する程度の冬支度はしているが・・・)
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私は確固とした理由もないまま(ワーナー・コミュニケーションズの)株を
売りのリストに回した。
(中略)
もちろん、私が売った後でも株価は騰がり続け、
50ドル、60ドル、70ドルとアクセントをつけながら180ドルを超えた。
(中略)
1983~1984年に(その株は)60%下落したが、
それでも、私が売った38ドルの2倍の価格だった。
ピーターリンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)
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誰でも、今月のように急上昇したあと、急降下すれば、
「ああ、あの天井付近で売っとけば良かった」
と思うでしょう。
全くもってその通りで、あの天井付近で売って、
昨日買い戻したとすれば、
銘柄によっては20%以上も利を抜くことができたでしょう。
しかし、そうやって天井で上手に売るということに執着しすぎるのも問題です。
ピーターリンチがワーナーコミュニケーションズで失敗したように、
その後、さらに5倍も騰がる株を、
早々に売ってしまうという致命的なミスを犯してしまうことになります。
私はそっちの方がよっぽど怖いんですね・・・。
例えば、株のブログやってる人でも時々見かけるでしょ。
まるでアベノミクスに乗り切れていないヒト。
1月ごろの短期的な天井で早々と全部売ってしまい、
その後の大上昇をずっと指をくわえて見ていて、
遂に辛抱たまらず4月中旬ごろから
買い出動してはみたものの、
その株に限ってはなかなか騰がってくれず、
結局、今回の暴落にだけはきっちり捕まってしまったようなヒト。
今月の暴落なんて、
ピーターリンチのいう通り、
全くもって頻繁に起こる現象であり
そんな大騒ぎするような部類の話ではありません。
年末頃には「そういえば今年もそんな事がありましたね・・・。」程度の話です。
むしろ、半年やそこらで80%も日経平均が騰がったことの方がよっぽど珍百景で、
100年に1度の暴落と言われたリーマンショック並みに稀な現象です。
同様に年率25%成長を何年も続けるような成長株も、
そうは簡単に見つけられない珍百景であり、
そんな希少種を手にしているにも拘らず、
他のありふれた銘柄と同じような扱いをする行為は
とても恥ずかしい事なのです。
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さらに値上がりするという証拠があり、
すべて考えている方向に進んでいるにも関わらず、
それでも売ったりするのは恥ずべきことだろう。
ピーターリンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)
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売ったら売ったで買い戻すのがまた難しいものです。
騰がる時は騰がる時で、
全くもって一瞬だったりしますからね・・・。
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