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Channel: エナフンさんの梨の木
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なぜ日本企業は競争力を失ったのか?

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昨日の記事の続きになりますが、なぜ、日本企業の競争力が落ちてしまったのか?本やネットや講演等で識者が指摘しているポイントを思いつくまま、羅列してみます。

・成果主義の評価制度では、高い目標を掲げて失敗するよりも、低い目標を設定してそれをクリアする方が評価が得られるため、低いハードルを皆が設定するようになった。それを長く続けた結果、高い目標にチャレンジする海外企業にすっかり差をつけられた。
・ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)と呼ばれる、社内調整や上司のご機嫌取り、ほとんど利益を生まない確認作業などにばかり労働力が取られ、肝心の競争力確保が疎かになっている。
・リーンスタートアップで小さく始めて経験を積むような事業成長モデルが下手。完璧に仕上げてからでないと、新しい事が始められない企業文化が成長を止めている。
・長期ビジョンに基づいてじっくりと事業を育てる力が失われ、短期志向で小手先だけの努力で何とかしようとする傾向が強く、次第に競争力が失われた。
・規模のメリットやネットワーク外部性を確保するのが下手。タイミングよく大規模な投資をしたり、市場を席巻しに行くような大勝負ができない。後追いかつ規模の小さな勝負を続け、ニッチ化、ガラパゴス化する傾向がある。
・ミスを許さない社会風潮、完璧を求める許認可、古い法律に縛られた社会ルールなどコンプライアンス上の理由で、リスクの高い新事業にチャレンジできない。
・英語圏、中国語圏に比べて市場が小さく、言葉や文化の壁が成長のスケールを小さくしている。




あっ、これ終わらないですね。

ただ、書いてて気づいたんですが、案外、根っこは同じようなところ、つまり、国民性みたいなところにあるのかもしれません。


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