コメントがございましたので
そちらに答えたいと思います。
NISAがスタートするのは来年以降だから、
仮に小型成長株投資がNISA向きだとしても
騰がりだすのは来年以降ではないのか?
といった趣旨のご質問です。
そうですね。
NISAがスタートするのは来年以降ですから、
NISAを使った投資法として、
小型成長株投資がピッタリだとしても、
NISA経由の買いは来年以降になります。
では、どうして、前回記事であんたは
「今年度後半から」などというあいまいな表現をしたのか?
という意味合いだと思いますが、
これはですね、
本当に小型成長株投資がNISA向きで、
しかも、NISAが日本国民に広く普及するとすれば、
それを見越した「先回り買い」が入る可能性があるために、
ちょっと、あいまいに、「今年度後半」と表現したわけです。
例えば、ジャスダック上場企業が、東証1部に鞍替えする場合、
IR発表直後から騰がり始めますね。
実際にトピックス連動のインデックスファンド等から
実需の買いが入るのは、
もうしばらく経ってからなのですが、
それを見越して「先回り買い」が入るのです。
さらに言うと、
この銘柄は東証一部に鞍替えする可能性が高いと判断されると、
まだIR発表される前からジワジワと来たりします。
このように、将来の大きな買い需要が見込まれる場合、
必ずしも、買い需要発生直後から株が騰がるわけではないということを
覚えておくと良いでしょう。
もっとも、NISAでどこまで小型成長株需要があるかは、
今のところ何とも言えませんので、
まぁ、あいまいな表現としているわけです。
ちなみに、先日、
日本取引所グループと日経が年内に新指標を開発するというニュースが伝わりました。
以下、大和総研が伝える記事
http://www.dir.co.jp/research/report/law-research/securities/20130524_007211.html
ここでは、おそらくROAやROE、長期成長性、時価総額や流動性を判断基準として、
トピックスとか日経平均とかジャスダック指数とかとは別に、
新しい指数が開発されるようです。
対象は東証1部だけでなく、大証や2部、ジャスダックも含まれるとのことですので、
こちらについても「先回り買いの動き」が年後半にはあるかも知れません。
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