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Channel: エナフンさんの梨の木
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格差社会に対抗する方法

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なぜ、デフレと格差社会が同時に進行しているのか?


これについては、


グローバル化とIT技術の急激な進展が根本的な原因と考えています。


何の資産背景もなく、専門知識もないまま社会に出てしまった若者は、

その瞬間から、世界中の労働者と競合しているような今のような社会環境では、

長期にわたって年功序列で高い報酬を得られようはずもありません。


そこら中に溢れかえっている、

例えば、だいこんを仕入れて販売するような仕事をしても

まず儲からないのと同じ理屈です。


さらに、世界の労働者全体としては、

ロボットやIT技術と競合していますね。


模式図にするとこんな感じでしょうか?

労働者と消費者を同じ色にしたのは、

この二つは立場が違うだけで同じ人々だからです。


投資家も良く似た色にしたのは、日本は自由主義社会ですから、

誰でもカネさえ貯めれば、投資家になれるからです。


つまり、例えば私のようなサラリーマン投資家は、

投資家であって、労働者であって、消費者なわけです。


さて、ではこの構造がなぜ、デフレと格差社会の根本原因かという部分なんですが、


要は、労働コストは世界や新技術と競合することによって

長期的構造的に低く抑えられた結果、

デフレ傾向が進む一方で、


I生産者が生み出す商品の多くは

大企業や先端企業が知的財産権を保有している為、

利益が外に流れにくい構造となっており、


一度勝者になると、莫大な利益が集中して得られるからです。


私達、投資家は、そんな勝者企業を探し出し、そこにカネを預けておけば、

世界中の消費者から得られる対価と

低い労働賃金とロボット、IT技術で割安に生産されたコストの差を

まんまと手にする事ができるのです。


もちろん、その勝者も、昨日の勝者は今日の敗者だったりしますから、

常に次の勝者探しをしなくてはならず、

そこに投資家としての腕が必要になるわけですが、


いずれにせよ、


この格差社会で、上側の人間になろうと思えば、

投資家側に入る、

もしくは、まぁ、専門的な知識を蓄え、

知的財産を生み出す側の人間になるしかないと思うのです。


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