昨日はスイスフランショックで、
欧州系の金融機関の中には大損失を出し、
FX業者の中には破綻したものまで現れました。
ひどい原油安がロシアルーブル安を招き、ある日突然スイスフランが急騰する、
これらのストーリーを事前に完全に読み切るなんてことは普通は出来ません。
(そんな事ばかり考えていたら、たぶん株では勝てないだろう。)
ただ、上なのか下なのかは別として、
動き(ボラティリティー)が激しくなるということだけは理解できる状況でした。
そのような状況では、
リターンを追求するよりも、リスクを低下させることが重要になる
ハワード・マークスが教えてくれる教訓をリアルタイムで
実感できる出来事だったと言えるでしょう。
こういうのを一つ一つ経験として積み重ねていくと、
次第に負けは小さく、勝ちは大きくできるのだろうと思います。
天と同じく、
市場はみずから助くるものを助く。
しかし、天と違って
市場は右も左も分からぬ者を許さない
~ ウォーレン・バフェット ~
いったい、どうやって自らを助ければ良いのか?
私がやってきたのは、ひたすら、株の本を読み、それを実践することでした。
実践し、そしてまた同じ株の本を読む。
ラインを引き、付箋をつける。
米国の偉大な投資家の本を読みながら、
実際にその理論を検証するように行動すると、
彼らが言いたい大事な事が自然に心に響いてくるのです。
ああーっ、この一言は、この現象の事を教えてくれているのか!!
そんな発見の連続です。
このブログでは、
そんな心の響きを忘れないようにまとめているだけなのです。
いつ、どの株を買うべきか?そして売るべきか?
そんなことは誰も教えてはくれません。
そもそも人に聞くような事でもありません。
「自分の頭で考えろ!!」なのです。
しかし、その方法については、
ずいぶん懇切丁寧に教えてくれる人たちがいらっしゃるのですから、
彼らの力を借りて、自らを助く方法を身につけることはできるのです。
写真は私の本棚です。
もちろん、コレ以外にもいろいろとビジネスの本やら統計の本やら(もちろん株の本も)が
別の本棚には詰っていますが、このブログで引用するような本は
すぐ取れるようにパソコンのすぐそばのカラーボックスに入っているのです。
(他にも良い本はいっぱいあると思いますが、
私はここにある本の影響を強く受けた投資スタイルとなっています。)
何度も何度も、自分の投資と照らし合わせながら読むんです。
1回だけ読むなんて、読んだうちに入りません。
こんな価値のあるお買い物は他に無いと思いますよ。
経験の無いものが本気でお金持ちになることを夢見ているのなら、
そして、この世が資本主義社会、つまり「株」主義社会であり、
カネ持ちはほとんど全員、資本家=株主であることに気付いてしまったなら、
この程度の努力は大した努力とは思えません。
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