Quantcast
Channel: エナフンさんの梨の木
Viewing all articles
Browse latest Browse all 801

黒田バズーカの意味を考える

$
0
0

いったい、何が起こっているのか?


資金を大量に供給することは

どこでどうつながって日本経済を良くするのか?


選挙も近づいていることですし、

答えもないまま、とりあえず、書き始めてみたいと思います。



さて、もし、財政政策や金融政策というものが無い世界においては

金利というのはどのように決まっていくのでしょう・・・。


おそらく、とてもシンプルな理由で決まっていくはずです。




1)信用できる借り手は金利が低く

  信用できない借り手は金利が高い。

2)借り手が多いと金利は騰がり、

  借り手が少ないと金利は下がる。



3)貸し手が多いと金利が下がり

  貸し手が少ないと金利は騰がる




3つともあまりに当たり前の話ですね。

リスクと需要と供給の関係で、金利は決まっていくはずです。



まだ、日本が貧しかった頃、

戦争に敗れて何クソ根性で成功を夢見た時代、

人々は、借金してでも欲しいものや投資したい先がたくさん存在し、


一方で金を貸せる人はほとんどいなかった上、

外国からは日本はリスクの高い国と思われていましたので、


もし政府が何もしなければ、

金利はとても高い水準にあったと思われます。


そこで、政府が貸し手の総元締めとして金融政策を実行することにより、

金利を引き下げると経済は浮上し、

逆に金利を引き上げることで過熱感を抑えるなど、


経済をある程度コントロールできたと考えられるのです。



ところが、日本が豊かになり、

貯金が増えておカネを貸せる人々が増える一方で


経済が成熟し、

借金してまで欲しいものや

借金してまで投資したい対象が少なくなってくると、

政府が何もしなくても金利はどんどん下がっていったことでしょう。


政府がいくら金利を引き下げても

経済を浮上させる効果がなくなっていた理由です。


(つづく)



人気ブログランキングに登録しています。

皆さまからたくさんのクリックをいただくと大変励みになります。

本日も参考になりましたら、クリックをよろしくお願い致します。

株式長期投資 ブログランキングへ



サラリーマン投資家 ブログランキングへ


当ブログは、長期投資法について解説することを主目的としています。

その中で、参考資料として特定の企業や市場動向についても情報を提供しますが、

仮にこれらの情報に基づいて投資判断をし、 結果的に損失を被ったとしても、

当方は責任を負いかねますのでご了承ください。

株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては自己責任でおねがいします。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 801

Trending Articles